チャレンジしよう、100億企業へ! 2008.09号
【最近のトピックスより】
■ 「仕事に対する満足感」の低下が顕著
「労働政策研究・研修機構」が昨年末に実施した従業員100人以上の会社に勤める社員を対象に行なった調査で、勤労者の38.7%の回答者が仕事に対する満足感が以前よりかなり低下していると回答しました。そのうちの43.4%が満足感低下の理由として「仕事に見合った賃金が得られない」と回答しており、特に年収300万円未満の層は40.2%が同じ理由で満足感の低下を訴えています。
「ES(従業員満足)無くしてCS(顧客満足)無し」といわれるように、企業が「顧客の満足」を実現するためには、従業員に仕事に対する「満足感」が得られていなくてはなりません。
しかし、厳しい経営環境の中で、会社側は人件費の節減を余儀なくされ、従業員側はガソリンをはじめとする多くの生活必需品の高騰の中で収入増を求めており、そのギャップは拡がる傾向にあります。
世界的な不況とも囁かれている最近の経済情勢の中で、われわれ中小企業は如何に従業員の満足を得ながら、顧客の満足を高めるかという矛盾に満ちた課題に対処していかねばなりません。
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【100億中堅企業づくりのために】
■「目に見えない報酬」を用意しよう
仕事の満足感を満たす重要な要素に「収入」があることは間違いありません。しかし「仕事の満足感」を満たす要素は収入だけではないことも明らかです。それは仕事に対する対価として「目に見えない報酬」といわれる報酬が存在しているからです。「目に見える報酬」を「収入」や「役職」とするならば、その対極にある「目に見えない報酬」とは何でしょうか?
それは、「仕事の報酬は仕事だ」という言葉が言い表しているように、今の仕事を成し遂げれば次なる「やり甲斐」のある仕事が用意されている職場で働くことなのです。すなわち未来へのチャレンジングな仕事を提供してくれる会社や職場であることが重要なのです。
自分の職場にはチャレンジできる色々な仕事があり、その仕事を次々とマスターしていくことで、スキルアップやキャリアップにつながり、成長していけると確信できることこそが最高の報酬なのです。その「場と機会」があることで、従業員は明るい未来を見通すことができます。
残念ながら明確な向上心を持ち合わせていない従業員がどの職場にもいることは事実でしょう。しかし、われわれ中小企業が魅力的な100億中堅企業を目指す意思を持ち、ミッション(社会的使命)、ビジョン(目指そうとする目標像)や戦略(実現への道筋)を明確にし、そこでかならず必要となる「やり甲斐ある悪戦苦闘できる重要な仕事」を用意して、トップ以下組織全体が一丸となって取り組むことができるならば、それは見事に「従業員満足」を高めることに繋がっていくのです。(山田 亮)
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