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今必要な『事業の再構築』 (その1)

 

歴史的な厳しさを迎えていると言われる経済の中で、最近は多く
の企業の商品やサービスの売れ行きが減少しています。でも経営者
はその状態に手をこまねいていてはなりません。
 100億企業というのは顧客から支持される価値を創造し提供す
る結果実現できるのですから、それに相応しい「価値の創造と提供」
が必須の課題となります。
そのために必要な「事業再構築の着眼点」について4回に亘って
問題提起をしたいと思います。
 
1.事業の提供価値を再設計しよう
第一回目の今回は「既存事業の再設計」について考えてみたいと
思います。もしわが社の商品やサービスの売上げが低下していると
すれば、わが社が提供している価値が今の時代に求められる内容や
レベルでない、又は他社に負けているという査証でもあります。も
ちろん需要の低下や買い控えがあるかも知れませんが、それが元通
りに回復するという保証はありません。事業の再設計が必要なので
す。
 
最近、中古の生活用品の収集手段を開発してリサイクル(手を加え
て新品同様に)して販売している企業や、設備のリサイクルやメンテ
ナンス(補修や修理)に力を入れて売上高をあげている企業が目につ
きますが、これなどは提供価値の再設計の事例といえます。
 
最近の消費者や企業は「利便性」「安全性」「節約性」「支出低
減」・・・などの価値を求めているのは明らかです。また、「ハード
からソフトへ」「モノから心へ」「顧客対応から顧客創造へ」などと
いうトレンドも重要な着眼点となります。
 
すなわち、「100億円企業を創る」で説明してある事業ドメイン
(C-V-CC)のCのニーズの変化によって、それに合致させるVを見つ
め直し再構築することが必要なのです。エコロジー(環境保護)意
識の中で低価格のハイブリッドカーがヒットしているというのも、
顧客のニーズにフィットした提供価値にシフトしたからなのです。
(大野和徳)