クライアントとコンサルの新しい関係(第2回)
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「玉石混交のコンサルタント」
これから求められるコンサルの姿と、クライアントとコンサルの
あるべき新しい関係を考えていく前提として、国内におけるコンサ
ルの歴史を簡単に再確認しておきたい。
日本企業におけるコンサルティングは、大正初期に米国からテー
ラーの科学的管理法が導入されたのが起源であるといわれ、90年の
歴史がある。当初、「能率研究」の名のもとに科学的管理法の普及啓
蒙活動が行われ、彼等は「能率技師」と称していた。つまり、この
時代のコンサルの提供価値は「いかに能率を上げるか」というテー
マに対する米国の知識、手法の提供ということであった。
その後終戦を契機として自由職業としての経営コンサルタントが
発足し、昭和26年ころより経営コンサルタントが一つの職業とし
て認められてきた。しかし、米国式経営技法が略式で輸入され、適
用されたためその後かなりの混乱を招くこととなった。理論の真意
の理解が浅く、また日本という国の国民性や文化、クライアントの
状況を無視した結果であろう。
こうした中で、名刺に「経営コンサルタント」と書けば職業が成
り立つとして、コンサルタントの乱立を招き、業種・業態・機能の
数だけコンサルはあるといわれる現在の状況に至っている。歴史的
に見て、もちろんすべてのコンサルとはいえないが、この職業はど
ことなくうさん臭いというイメージを内包しているといえる。
当然コンサル業界は玉石混交状態であるが、難しいのは「優れた
コンサルとはどのようなものか」ということが一概に言えないこと
である。同一のコンサルであっても、あるクライアントに対しては
優れたコンサルであり、別のクライアントに対しては価値のないコ
ンサルということがありうる。
これらはクライアントのもつコンサルに対するニーズと、コンサ
ルの提供価値の関係から見えてくる。それはどのようなものなのだ
ろうか。(福島 光伸)
サイエスの考え方をさらに知りたい方→
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