意思決定なき分析と調査の積み重ね(第1回)
多くの会社の中期経営計画・年度経営計画などを拝見すると将来
の方向性を見極めるための手法として、数々の分析手法が取り入れ
られています。
市場規模などの分析はもちろん、強み (Strengths)、弱み
(Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)から戦略方
向を探ろうとするSWOT分析、Customer(顧客)、Corporate(自
社)、Co-Operator(協力者)、Competitor(競合相手)の4つの”C”
の関係において分析していく4C分析、Product(製品)、Price(価
格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)から見ていく4
P分析など多種多様な分析手法が取り入れられ、われわれも知らな
い手法があったりします。
しかし、考えてみるとこれらのすべての手法はあくまでもわが社
の将来方向を意思決定するための手段であり、どのような優れた手
法であっても、新しい手法であっても、「自動的」に会社の方向性を
決めてくれるものではありません。今回は、分析手法におぼれてし
まっている会社の事例とその原因、また分析手法をツールとして意
思決定するためのポイントを考えていきます。(福島光伸)


