意思決定なき分析と調査の積み重ね(最終回)
前回まで経営者が成さなくてはならない仕事として、会社として
目指すべきゴールを示すということを述べてきました。そのゴール
が魅力的であり、また達成のために「こうすればこうなるはずだ」
という論理が確立され社員と共有できたとき、不確実な未来におい
て目指すべきゴールが設定できたことになり、社員のモチベーショ
ンのスイッチがはいります。
その際数値は結果論であり、施策(どのようにして目標数値を達
成するか)の方が重要な意味を持ってきます。その施策は各部門・
各職位に役割分担され進捗管理されることによって組織としてのマ
ネジメントサイクルが回り始めます。
このようにみてくると、目的なき調査や分析は経営資源の無駄遣
いであり、それ以上に大切なのは「わが社の使命を果たすためにな
にをなすべきか」という経営に対する意思であり、その意思決定に
トップ陣で取り組める体制であるといえるでしょう。(福島光伸)


